大企業の冬季賞与過去最大の下げ幅!

日本経団連が毎年実施している企業の賞与調査最終集計結果が発表されました。組合員1人当たりの平均妥結額が75万5,628円(前年同期比15.01%減)と、調査実施(1959年)以来、最大の下げ幅となりました。(詳細は⇒経団連の発表結果

昨年来100年に一度の大不況と言われてきましたが、先日申し上げたような賃金カットや就職率、そして今回の賞与にも大きな影響が出ていますね。賞与というのは一般的に「企業の業績」と「個人の成績」等によってその額が変動するものです。賞与が当たり前のように支給されているときは、ついそのことを忘れてしまいがちです。世の中で出回っている住宅ローンやマイカーローンは毎月のコストを安く見せて、賞与で大きな額を引くというものが多いです。景気が良いときや収入が安定しているときは賞与がなくなることなど考えませんが、いざ賞与カット・・・なんてことになるとこの種のローンは大きな痛手になります。実際にローンが払えなくて泣く泣くマイホームを手放す人さえいます。

不況の影響というのは暗い話題が多いかもしれません。しかし、前向きにとらえれば今まで気づかなかった改善点に着手するチャンスです。今回は賞与かととローンに触れましたが、この他にもさまざまなリスクヘッジが考えられます。私は、この不況のマイナスを自分のプラスに転換して将来につなげていきたいと思います。

あおいマネジメントサービス
代表 森崎和敏