またもや職場での精神疾患労災認定

元富士通社員が精神障害を発症し、退職においこまれたのは、業務上の起因性があるとして訴えをおこした裁判で、大阪地方裁判所はは23日、「同僚女性らに陰湿ないじめや嫌がらせを受け精神障害を発症した」として精神障害と業務起因性を認めました。本件は、京都下労働基準監督署の労働災害の不認定処分をしていたが、これをを取り消した形になります。

同元社員は、課長補佐職として京都支社で勤務していた3年弱のあいだ、複数の女性社員らに陰湿なうわさを立てられたり、悪口を言われたりしていました。女性は体調を崩して精神科で治療を受け、2002年11月から休職し、05年に休職期間満了で解雇されました。それまでの間、上司に相談してこともあるが、会社から何の支援もなかったということです。

以前も紹介しましたが、昨年度の労使トラブルのなかで「いじめ・いやがらせ」というのは上位に入っています。経営者が把握していないところでこのようなことが起きることもありますし、上司が面倒で無視をしているケースもあります。日常から従業員とのコミュニケーションを密にし、活気ある職場づくりを目指しましょう。

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代表 森崎和敏