先日、ある観光地を仕事で訪れました。駅前の歩道やアミニティは大変きれいに整備されていました。しかし、人通りが少なく、寂しさを感じました。
同様にある町では商店街の電柱を地中化し、きれいな商店街を作りましたが、人通りはまばらです。
逆に、静岡市内に古くからある商店街は歩道もアーケードも昭和時代のまま、見た目はそれほどきれいではありませんが、車や自転車がたくさん駐車してあり、いつも人通りが絶えません。
その差はどこにあるのでしょうか?
それはソフトとハードへの力の入れ方です。
ハード | 歩道、アミニティ(トイレ、ベンチなど)、看板、地図 など |
ソフト | お祭り、イベントの開催 など |
難易度としてはソフト面よりハード面の方が簡単です。ハード面はお金さえあれば、どこでも実施することができます。
これに対しソフト面は難易度が高いです。ソフト面を成功させる要因として
・リーダーの存在
・多数の協力者を得ること
・認知度を高めること
・顧客満足度の高いイベント等を実施すること
・継続すること(1回実施したら終わりではなく、その反省を次回にいかし、レベルを上げていく)
が挙げられます。
どこか1つの機関の思いつきや単独でできるものではありません。リーダーを中心に根気強く協力者を募り、質の高いものを顧客提供していかなければなりません。難易度が高い分、成功したときの効果も大きいです。賑わっている商店街はどこもこのソフト面が充実しているのです。
だから、ハードはやらなくて良いというわけではありません。高齢化が進むにつれバリアフリーの必要性も高くなりますし、汚い商店街よりきれいな商店街に行きたいのが普通ですから。
ハードとソフトの両立、これが一番ですが、バランス良く実施するのはなかなか難しいことです。したがって、商店街を盛り上げたい、復活したい、というときは、まずソフト面を考えたいです。まちづくりにおいて商店街の振興は不可欠です。自分たちの商店街を盛り上げたい!というときは、商店街の魅力は何なのかということを常に考え、ソフト面の充実を図りましょう。
あおいマネジメントサービス
代表 森崎 和敏
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