今週の当番の森です。
年末に平成30年度の税制改正大綱が発表されました。
この大綱をもとに、これからの国会で審議され、年度内で可決の流れとなります。
安倍首相に年頭所信のように、「働き方改革」と「生産性向上」という大きなテーマを色濃く反映したものになっています。
「人件費を増やしたら、税額を優遇します」という所得拡大促進税制の拡充や、
大企業に至っては、「試験研究費の控除を受けたければ、まずは人件費と設備に投資しないと受けさせません」というものも。
会社がお金を使う順番を、「まずは人へ投資しなさい」という表れだと感じます。
個人所得税の抜本改革も控えていますが、30年度改正では「給与所得控除」と「基礎控除」の見直しが入ります。
色んな働き方が増えてきている現代において、働き方による税制の不均衡を無くそうというものです。
個人的には色々と思うところもありますが、
優遇税制を受けることが目的ではありませんので、まずは自社の現状をどのように現代に合わせて行けるかを考え、
時代に合った会社経営も考えていかなければならいと感じました。