経費の線引き

今週のブログ担当の森です。

ずっとブログに載せようと思って忘れていましたが、1年位前にこんな採決事例が話題になりました。

「JC会議への旅費交通費を損金と認めず」

http://www.e-hoki.com/tax/taxlaw/8782.htm

知り合いからよくこんな質問を受けます。「〇〇って経費になるの?」

原則論で言えば「事業の収益獲得に貢献している(将来貢献するであろう)ものであれば経費」と言えます。

それが交際費になるのか会議費になるのか、はたまた旅費交通費になるのかは別として、

金額いかんに関わらず、事業のために必要な費用であれば、会社の経費に計上すべきです。

税務・会計に拘らず、会社の収益に貢献するものであれば、会社の経費と考えるのが妥当です。

上記の採決は「JC会議への旅費交通費は会社の収益獲得には直接貢献していない」と認定されたという事です。

つまり「会社の経費ではなく個人的な支出である」と言われた訳です。あくまでこのケースでは。

JCやその他の団体での活動費が、全てそうだと言っている訳ではなく、くどい様ですが「今回のケースでは」です。

いろんな団体に入られて活動されている方も多いと思いますので、ご心配な方は下記をよく読み込んでみてください。

上記URLは税務情報誌のダイジェスト版ですが、

↓は国税不服審判所の採決データベースで、より詳細な内容が掲載されています。

http://www.kfs.go.jp/service/JP/100/06/index.html